ヒットマンガへの想いについて語るときに僕の語ること
こんにちは、皆様。
今日はヒットマンガについて、僕が考える、少し真面目なことについて、僕が語りたいと思っています。
それは僕達が必死で広めようとしているヒットマンガが、いったいどういう意図を持ったゲームなのかという話です。
僕達、タンサンはヒットマンガというゲームを僕たちは世に送り出した訳ですが、このゲームの最大のキモがじつはルールには現れない形で存在しています。
それは
「いかにプレーヤーが楽しませようとするか」
ということです。
具体的に話しますと、このゲームは実はかるたなので、速くとった人が強く、分かりやすい事を言ったほうが得点につながります。(読み手も取ってもらえれば得点なのです)
ルールを知らない方に説明しますと、このゲームはイマジネーションカルタです。
すなわち空白のセリフの吹き出しにどんなことを言いそうかということを考えて出題し、回答者たちはそのカードを素早く取るというゲームです。
詳しくはすごろくや様で作っていただきたPVを御覧ください。
ボードゲーム好きの方にはよく知られているディクシットというゲームがあります。
ヒットマンガもここに含まれるコミニュケーションゲームというジャンルなのでしょうね。
このゲームでは全員がわからないでもなく、全員が分かるでもない、分かる人には分かるということを言った人が強いです。それが綺麗にゲームシステムに組み込まれていますので、勝つためにはそのシステムに従わなければいけません。(だいぶルールを端折ってますが)
ですがこのヒットマンガは分かってもらえないことをいう必要は一切ありません。
ストレートにそのままを言うということがこのゲームにおいては有利に働くからです。
わざわざ、誰もわからないような事を言うと減点され、ゲームの終了も近づきます。
ですが、このゲームを盛り上げるためには「わかるかわからないか」というセリフをあえて言うというのが重要なのです。
このことはゲームとはシステムが重要であるという方にとっては、重大な欠陥にうつってしまうと思うのです。
そういうのを導くためのシステムにしておくのが普通であると。
ですが、僕は自発的にみんなを楽しませようとしてほしいのです。
対面のアナログゲームとはつまるところ、面白さは誰と遊ぶかではないでしょうか。
たしかに、誰とやっても面白いゲームがたくさんあります。
ですがやはり、気の知れた仲間と遊ぶゲームというのは知らない人と遊ぶゲームよりも深い楽しみがあると思います。
それをいっそう楽しむためにはむしろ気の利いたシステムなんて必要ないのではないでしょうか、むしろシステムが邪魔をしてしまうことだってあると思います。
あなたが遊びたかったのはゲームなのか、人なのか、という事を問いたいのです。
このゲーム、僕は知らない人と遊びたいとはおもいません。
これはすなわち、同じコンテクストを共有する人たちのための物なのです。
僕は以前、ゲームは口論であると書きましたが、ならおしゃべりもできるんじゃないの?という問へのひとつの答えです。
このヒットマンガはルールはとてもシンプルです。
このゲームシステムに隙がたくさんあるのです。隙とはすなわち、余計な物が入り込むよち、すなわち工学でいうところの遊びが含まれているのです。
「遊びを遊ぶ」それがこのゲームのコンセプトだと思っています。
完璧な人よりも、どこか抜けた人のほうが、人間的魅力があります。
隙があるから好きになるんだと思うのです。
ですので、このゲームは、そこに集まった人たちで、自由に遊んで欲しいのです。
坊主めくりのように、ルールにすらとらわれない形で。
そして、みんながみんなを楽しませようと遊んで欲しいのです。
それが僕の願いでもあります。
そうやって、自発的に楽しませようとする人たちが増えた世界はきっといい世界じゃないでしょうか。
ですので、ヒットマンガを買ってくださった方は、好きなように遊んで、好きなように楽しんでほしいのです。
このゲームの完成は、皆様の創意工夫によって生まれます。
まだヒットマンガを持っておられない方は是非手にとって、身近な友人たちと遊んで、その友人たちを楽しませようと思って欲しい、それが、このゲームの存在意義でもあります。
皆様それでは、ヒットマンガをどうかよしなに!
ちなみに1200円です。
ciao@tansan.co
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(あっさー)