ボードゲームが未来に必要な9の理由
1 ゲームに強いと評価される
情報化社会では物からデータへと産業が移っていく。
データ産業では、電子書籍や音楽やゲーム、いろいろなサービスが産業となる。
すると個人が簡単に作れるようになる。ソフトの進化とともにだ。
You Tubeで公開したり、Ustreamで配信したり。これからの産業形態自体は大きく変わる。
今まではステータスとは物を所有することだったのに対し、これからはtwitterのフォロワーの数などのような人からの評価がステータスとなるだろう。
そこでボードゲームに強いということは評価につながりやすいだろう、思考力というもっとも普遍的な強さを表しているからだ。
将棋やチェスのようにである。もう記憶力がいい人が頭のいい人と言われた時代は終わったと思っている。
しかしテレビゲームが強いということはステータスになりにくい。
単に器用なだけであると思われかねない。ダメ人間のレッテルを貼られる心配もある。
上の理由からボードゲームが必要なのだ。
2 コミュニケーションツールになりやすい
ソーシャルメディアなどがますます発展していくだろう。
人と人との垣根が低くなる。これは良いことだが煩わしいことでもある。人見知りの私にとって初対面の相手はどうも苦手である。
しかし、初めての人でもボードゲームであれば、比較的コミュニケーションが取りやすいだろう。
何を話すかなど考える必要は無くなるのである。ゲームをしながら思ったことを口にすればいい。
そうすると会話することを考えすぎる事がなくなり、自然な会話ができるようになるだろう。
その後もボードゲームを話題にすることも出来る。
映画や本などは同じ物をすでに体験しておかなければいけないが、ゲームなら一緒にすることで共感しあえる。
なのでボードゲームが必要なのだ。
3 外出の目的になる
そして、そういったコミュニケーションのためのボードゲームが普及すれば、外出する動機となる。
ショッピングはネットが基本になるため、消費するために外出をする機会は減るだろう。
3Dなどである程度の現物を体験することもでき、かつモックが送られてくるようになるかもしれない。
コミュニケーションもボードゲームに頼れるので、人と会うプレッシャーが少し減るだろう。
GPS機能などを活用したサービスも出てくる。ボードゲームを自動的にセッティングしてくれるのである。
その為にもボードゲームが必要なのだ。
4 安くエコである
紙や木で出来ているものがほとんどなので非常に作りやすい。
ゲームをするのに電気代もかからない、しかも一つあれば5人6人遊べる。
手軽な趣味であり、安上がりなアミューズメントだ。
これからのためにボードゲームが必要なのだ。
5 教育的である
ボードゲームは読書に近い、身をもってシステムを体験するのである。
下手な経済の本を読むよりよっぽどわかりやすい。
ボードゲームを新入社員の教育や、新卒への業種体験などに利用する企業もある。
ドイツのゲームは歴史や地理などを下敷きとしたものが多い上に、システムは経済や法、数学など、理論的な分野に近い。
よって合理的な判断が出来る日本人が増えるかもしれない。
現にボードゲーム大国であるドイツ、アメリカは経済において世界をリードしている。
今こそボードゲームを学びに利用し交渉力や会計力などを磨かなければいけない。
もうすぐにでもボードゲームが必要なのだ。
6 年齢のハンデが無い
これからの高齢化社会、老人だけITから取り残されつつある。
しかし、アナログなゲームであれば老人にもでき、比較的対象年齢の差がないと言える。
ドイツでは50代60代の人もカタンなどのボードゲームをするようだ。
子供と老人のコミュニケーションにも最適だ。普遍的に楽しめる。
それになんといってもおっさんがもっとも楽しんでいる。
みんなボードゲームが必要なのだ。
7 フリーで提供できる
ルールを公開することになんらコストはかからない。魅力的なコンポーネントで収益を上げることも可能かもしれない。
もしくは場所を提供することでフリーでボードゲームが遊べるようにできるようにするのもいいだろう。
企業とのタイアップも可能だろう。実際に商品を購入しなければいけないゲームを作ればどうだろうか。
例えばコカコーラをコマとして使い、最後には飲んでしまうようなゲームなども可能かもしれない。
新しいスタイルの広告としても優れているだろう。コカコーラ社の流通の仕組みも同時に学べるとか。
とにかくボードゲームが必要なのだ。
8 物語性をもっている
利便性では無いものを求める時代になってきた。もちろん利便性は大前提である。そのもっと先に必要な物。物語である。
それによって物に深みがまし、その物語に共感などを覚えるのだ。ブランドにしてもそうだと思う。
一つ一つのゲームに物語が添えてある、何故それをするのか、ここはなんなのか、これは何を表しているのかなどである。
それによって人は本を読み終えたような満足感を感じるだろう、ゲームという体験を通じ、物語を完成させたのだ。
これからはひとりひとりが情報の発信者となるであろうから、一つのしくみより、無数の物語のほうが興味引かせる。
ボードゲームは簡単に物語性をもった空間を作り出してくれる。
ワクワクするボードゲームが必要なのだ。