ラーユーで東大合格!
ラーユーとは、チグユーとラーを一緒に呼ぶ呼び方です。ラー油ではありませんよ。
僕が考えました。チャンスがあれば使ってください。
今日はボードゲームが試験に役に立つかもしれないという話です。
チグユーというのは、チグリス・ユーフラテスというクニツィアの代表作のことです。
チグリス川とユーフラテス川の間で発展した文明の繁栄と盛衰をダイナミックに落とし込んだ傑作ゲームです。
戦争や国といったテーマがとてもシンプルに(といっても理解するまではわかりにくい)まとめられた
すばらしいゲームです。僕はコレがとても好きです。
チグリス川とユーフラテス川の間で発展したメソポタミア文明といえば世界最古の文明ですね。
そしてラーもまたクニツィアの代表作ですね。
ラーはワンスアラウンドオークションのシステムとエジプトの雰囲気を合体させた、とても楽しい競りゲームですね。
テーマはエジプトじゃ無くてもいいんじゃないか・・・なんて疑問も、「ラー!」と叫べばたちまち忘れてしまう、そんな「ラー!」しどきが難しく悩ましいゲームです。
クニツィア三大競りゲーのひとつですね。
そんな2つの有名なゲームはボードゲーム好きなら一度は遊んだことがあるのではないでしょうか?
そこで、東大の記述問題です。
なかなか難しいですね。
ここに言われている答えでは
メソポタミアは侵略国家だったから60って数は1〜100の数字のうちで最も約数が多くて戦利品を分ける時に便利なんですって
対してエジプトはシナイ山や海に阻まれてその必要性が少なかったから指の本数であるスタンダードな10進法になったとか
上記のものが正解なのかどうかは分かりませんが、ラーユーを遊んだことがあれば、この答えにピンと来るものがあるのではないでしょうか?
チグユーは確かに、侵略、侵略、侵略。
もうこれでもか、という具合に侵略によって国があっという間に滅んでしまったりします。
チグユーで遊んだことがあれば、メソポタミア文明は相手の国を乗っ取ったり攻め込んだりという基礎知識がすでに実感としてあるはずです。
あの土地であればそうなるのは必然だったというのが分かるディプロマシーのドイツの様に。
積極的に戦争をしなければこれらのゲームはなかなか勝てませんからね。
そしていっぽうラーはゲームのラウンドとして3つの時代が存在しています。
古代、中古代、近代ととても長いスパンです。
すなわちとても長い間文明が繁栄していた事実がおのずと分かるのです。
ラーには戦争の要素は入っていません。
悪いカードにしても、暴動とか日照りとか内政事情なんですね。
すなわちおのずと、平和だった、というのがわかりますね。
もし高校時代にこの2つのゲームで遊んでいたとすれば、東大を受けるほどの人間なら
おのずと答えが導き出されるのではないでしょうか?
「メソポタミアは戦争とかばっかりだよなぁ、エジプトは戦争なさそうだよなぁ」
まさに、ボードゲームの知的な側面が明るみになりましたね。
これからの教育にふさわしい、遊べて学べる。最高ですね。
今日のセンターを受けた高校生の皆様も、これから大学受験の皆様も
記述問題の為に、時間を見つけてボードゲームで遊んでみたらいかがでしょうか?
親に見つかった時のいい訳はこうです。
「コレも勉強のうちなのですよ」と。
デスノートの夜神月もセンター直前でこんなことを言っていました。
「この時期に勉強してる時点で終わってんだよ」
(あっさー)