ポイズンとグリーンには とにかく お気をつけて
世の中は理不尽だ。
自分では間違っていることでも、大多数の人間がそれで納得しているなら、自分もそれで賛成しなければいけないときだってある。
そんな時、和を重んじる僕たちに場をかき回すような事は言えない。
世の中みな気をつかって生きている。
自分の意見を押し殺し、空気を読むということを強いられて、へらへらへつらうのが世の常だ。
我が強すぎればたちまち押し殺されてしまう。
出る杭は打たれる。
なかなか自分の思いを人に伝えることはムズカシイ。
だが、彼は違う。
彼は例え立場や年齢が上の人間にも臆することなく、自分の意見を述べる。
「いい大学入っていい会社になんか入るより
オレは―――いいダチ公見つけるほーがよっぽど
財産になると思ってますんで」
鬼塚先生はこんな具合に校長に向かって言っていた。
しかし、鬼塚先生は肝心な事を言わなかった。
そのいいダチ公をどうやって得ればいいのか?
答えは簡単。
言いたいことを言えない世の中ではこのゲームだ
ポイズンである。
いや、ただそれが言いたかっただけです。
このゲーム、1色のカードの合計が13を超えないように3色のカードをうまく出していくゲームだ。
13を超えると超えてしまった人が引き取らなくてはいけない。
その枚数はそのまま、-1点になる。
そんな感じで進んでいくゲームだ。
このゲームなんと言っても雰囲気がすばらしい。
うーん、なんとまがまがしいんだ。
もやもやはなんだろ、毒素かな。
ちなみに緑は毒薬で−2点だ、−3点だったかもしれない。どっちだっけ?
このゲーム、誰よりも一番多く持っていた色に関してはノーカウントにできる。
貰ってしまったのなら集めるべし!
ただし緑、おめーは無理だ。
これが裏である。
このポイズンのポイントは緑なんだということがわかる。
このゲーム、戦略なのか運なのかよくわからない。
しかし、流れというのが存在していて、一度取ってしまうと、何度も取る羽目になる。
なんとも不思議なゲームだ。回数も人数回こなす。運の要素を減らしているのか、いないのか。
とにかく不思議なゲームだ。
赤、青、紫の薬は毒なのかなんなのか、それが一番の謎だ。
(あっさー)