トランプ、トリック、ゲームとアニマルプラネット
(前回のフォーセールから続く)
この地球は動物に溢れている。アニマルプラネットだ。
人間は動物界のトップに君臨している。ヒエラルキーの頂点だ。
だから、動物の命なんて我々には関係ないのである。
これは仕方ない事である。イルカを殺すなとか言っている奴らはきれい事だ。
我々は生きるために動物を殺さなくてはいけない。
食べるため、毛皮を得るため、角を取るため。
そう、我々は猟師なのである。
トランプ、トリック、ゲーム!は猟をテーマにしたゲームである。
ネーミングセンスはどうかと思うが、これはトリックテイキングのゲームとわかりやすい。
トリックテイキングは有名なシステムであり、タロットがトリックテイキングを遊ぶために作られたということからもわかるようにとても歴史が長い。
なので、このシステムを改良したゲームがたくさんある。
これもその一つなのだが、かなりうまいこと出来てる。
4ラウンドゲームがある。4ラウンドの合計得点を競うのだ。
1〜3ラウンドは獲物を探すラウンドである。種類×足跡が得点になる。足跡をいっぱいとっても、なるべくまんべんなく動物を集めないといい点数にならない。
マストフォローなので必然的に1トリックで手に入る動物の種類は限られている。
しかもこのゲーム、1ラウンドでとっていいトリックが決まっている。これがこのゲームを悩ましくさせるのである。
たくさんの足跡を見つければ点数が入るというのはわからないでも無いが、取らぬ狸の皮算用な気がする。
動物学者じゃないんだから足跡で興奮しすぎである。
そんな感じで取ったトリックを次は手札とする、なので次回の展開も頭にいれてトリックを取っていかなければいけない。
次回の切り札はすでにわかっている、だからそれも取っていこうとか考えたり動物の種類もいっぱい、などと考えすぎるとあっというまにトリックを取り終えてしまう。
なかなかカードをだすバランスが難しい。足跡をだし惜しんでいたら、最後のヤツに根こそぎあげる羽目にもなりかねない。
最後の切り札が何であるかはとても重要だ、なぜなら最後のラウンドこそ待ちに待った猟だからだ。
ヒャッハー!
このラウンドはもう取りたいだけトリックがとれるのである。
このラウンド今までの良さを全て台無しにしている気がするがそんなことおかまいなしだ!
狩って狩って狩りまくる。(猟のことですよ)
3ラウンドに最後の切り札をたくさん集めておけば怖い物無しだ。
今までの悩ましさなんて吹き飛ぶ爽快感だぜ!
ヒャッハー!狩りって楽しー!(猟のことですからね)
と最後のラウンドはこんな感じになるのを防ぐためにも、1人の人間に最後の切り札を集めさせるのは危険だ。
地味だけどなかなかのゲームである。
ここファランクスのゲームはほとんど持ってないが、どのゲームも地味な感じだ。
マークも地味である、だがカッコイイ、猿の惑星みたいだな。
あ、ここでの猿の惑星はティム・バートン版の新しいほう、『PLANET OF THE APES/猿の惑星』である。
なるほど、プラネット・オブ・ジ・エイプスだったわけだな。(よくわからないですね、すいません)
最後に足跡クイズである。足跡で動物がわかるようになればあなたはもう立派な猟師である。
(あっさー)