コロレットのメクッティオイテス(Mecutioites BC430 −BC453)とキナトキトルモドス (Kinatocitorumodos BC450 −BC472)
だいたいのドイツのボードゲームがアブストラクトゲームではないのはご存じの通りである。
アブストラクトとは抽象という意味だ、すなわちドイツのボードゲームは具体であるということだ。
しかし、昨今、ボードゲーム界でアブストラクトゲームといえば二人零和有限確定完全情報ゲームの事であることが多い、いわゆる運の要素が無いよという感じである。
ゲシェンクは本来ならアブストラクトゲームと呼ぶにふさわしいだろうが、そうは呼ばない。
そこら辺の定義が決まっているわけじゃないのでどっちなんだろうという感じのものも多い。
ま、それはさておき
ドイツのボードゲームはストーリーとシステムの融合がすばらしい。まさに具体的である。
ストーンエイジにしてもプエルトリコにしても、複雑だが理屈はわかる。
納得できるようなシステムであることで自然なゲーム運びが可能である。
こういうのがいいゲームだと僕は思う。特にチグユーなんて僕には国の発展がありありと見える。
が、しかしカードゲームではそこらへんがいい加減になっているふしがある。
カードという性質上仕方ないにせよ、システムと全く関係の無い絵をつかって、とりあえず具体にすればいいというワケではない。
それは、お前のことを言っているんだ!コロレット!
お前がカメレオンである意味はなんだ!言ってみろ!
単にカラフルな賑やかしではないか!
このゲーム知らない人のために簡単に説明すると、色を集めるゲームだ。
自分の番にめくるか取るかをする。
上の色カードをめくって
この変な部屋に置いていく、上限は3枚だ、どのタイミングでコレを取ってもかまわない(自分の番に)。その人はとりあえずそこで終わりだ。
全員が終えたら部屋をまた同じように戻す、そしてまた同じことをやる。
めくって置いて好きな時取る戻す。簡単だろう。コレを繰り返す。
めくって置いて好きな時取る戻す。
めくって置いて好きな時取る戻す。
メクッティオイテスキナトキトルモドス。ローマとかギリシアの人っぽい名前だ。(300見たせいだろう)
そして色を集めていく、色は集めるほど得点が高くなる。が、しかし、得点に出来るのは3色までで、残りの色はマイナス点になってしまうのだ!
そしてブラウザの更新マークみたいなのが出ると終わりである。
な、なんとわかりやすい説明!(わかりましたか?)
なんで照明が暗めなんだ、座るのかその椅子。
なぜカメレオンなのか、なぜ3匹なのか、なぜ同じ色を集めるのか。
だれもその意味はわからない。
こんなの具体でも何でもない。
やってることが全く想像できない、どこらへんが具体なのか、具体的に教えてくれ。
これなら潔くゲシェンクのようにしてくれれば良かったものを。
なんとかうまいストーリーを考えれば良かったものを。
例えば僕ならこうする。カメレオンは民族に置き換える。国家を作っていくゲームだ。部屋は集落のような物にする。
国のキャパシティは三民族までなのである。こんな感じでどうですか?
しかもこの微妙なレインボーカメレオンが強すぎるのである。
布って、ほかの色の要素ゼロだ(岩とか木とか)、なんでこれでジョーカーなんだ。
僕はいつも入れないことにしている。だってこれラッキーでしかないもの。
と、まあ、怒ってはいるが
面白いから許す。(play:gameでも評価が高い)
これ取るやつはヘタレだ。+2点の微妙なカードだ。ちなみに僕はよく取る。
空って・・・もうッ!
(あっさー)