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電力会社とパルプマガジン

電力会社というとても面白いゲームがある。
ネットではかなり検索しにくいこのゲーム。
知らない人に説明すると、競りゲームとアメリカゲームとシミュレーションゲームのおいしいところをかいつまんだようなゲームである。
詳しいゲーム説明はほかのレビューサイトに詳しくのってるので、ここでは省略。
結局、重要なのは、競りなのかマネジメントなのかわかんないんだけど、そんなことはどっちでもいい。
なにせパッケージがいいからね。僕の好きなボードゲームの箱、ベスト5に入るね。

このB級SF雑誌のようであり、英語の教科書にのってるイラストっぽくもあるタッチを見れば、不思議と欲しくなるはず。
電力会社というゲームでこの絵。完全に、説明書のタッチでしょ。
飛行機乗ったらおいてある緊急時の説明の絵みたいなね。

しかも結局なにしてんのかわからないとこがいいよね。それなんの機械なんだよ。
ハリウッド映画におけるハッカーのそれっぽさみたいな感じ。
どこかSFぽいんだよね。一昔前のSF。デススター内部みたいな。
フリードマン・フリーゼの見た目もかなりSFっぽい気がする。なんというかアメコミのヴィラン。僕のイメージ比ではリドラーとジョーカー8:2くらいな感じ)
そういえば燃料不要のエコ発電所の最終形もアメコミって感じだよね。

パワーパフガールズとかニンジャタートルズとか。(これは追加の発電所カードです)


そして電力会社のマップは全部薄暗い。

これはイタリアマップだけど、くすんでるでしょ。

よくあるSFの未来はだいたい汚い。荒廃した世界なのはだいたいお決まりのパターンである。
つまりこれはフリーゼ流の皮肉だと思う。電気の登場によって世界は汚れてしまった、と。
僕らが必死に発電所を増やそうとした結果がこれだ、というのを言いたいのかもしれない。
さらにはお金が全てのこのゲーム、これはもうとびっきりの皮肉だ。電卓なんか持ち出してみんな必死で最後はみんなぶつぶつ言ってる。(僕のところのゲームでは)



これ、朝鮮半島マップなんだけど、見て、このソウル近郊の発展しやすさ、こりゃハンガンの奇跡もうなずけるよ。


(あっさー)

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